シンガポールドルってどういう風に使うといい?→ シンガポールドルの使い方
 シンガポールドルのチャートは?→ シンガポールドルのチャート
 シンガポールドルの金利はどれぐらいで推移してる?→ 金利推移
 シンガポールの為替政策は?→ 為替政策、 MAS
 シンガポールってどんな国?→ GDP、地理、地図、人口など基礎データ
シンガポール株式推移
シンガポール株式全体の指標(インデックス)はいくつかあるのですが、その代表的なものがSTIと呼ばれるインデックスです。
シンガポール株式推移
1998年はアジア通貨危機の年で暴落していますね。同じく2002年もIT不況真っ只中で下がっています。でも、その後が凄いですね。2002年から3倍を超えています。
グリーンスパンの本でも書かれていましたがシンガポールはアジアの有望株(まさに!)ですので、まだまだこれからでしょう。
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シンガポールドルの使い方
シンガポールドルの使い方を考えてみました。シンガポールは新興国ですが、南アフリカランドなどとはある意味で対極に位置する通貨です。シンガポールドルの取引において重要な特徴としては1.バスケット制を取っていて為替レートのコントロールが政府によって行われている
2.インフレがうまく抑えられているため金利が安い(3%以下が多い)
の2点です。新興国通貨らしくないですよね。新興国通貨って一般的には値動きが激しく金利が高いものですがシンガポールドルは反対です。
さて、1番目が意味するところはボラタリティー(為替変動)が比較的少なくなるという点です。要するに価格が安定しています。この2点を考えるとシンガポールドルっていうのは売り側に持ってきたほうがひょっとしていいのではないかという仮説が立ちます。
で、高金利通貨の代表NZDを使って調べてみました(南アフリカランドはZAR/SGDのペアを取り扱っている業者がありませんでした)。下のグラフがそれです。ニュージーランド円(NZD/JPY)とニュージーランドシンガポールドル(NZD/SGD)の値動きを比較したものです。

NZD/SGDとNZD/JPYのグラフ
両者とも似たような動きをしていますが、NZD/SGD(濃い青線)の方がNZD/JPY(ピンクの線)より値動き安定していますよね。NZD/JPYは完全に変動相場制で、NZD/SGDは半分(シンガポール側)が政府によって管理されているわけですから当然と言えば当然です。過去5年間を見る限り、NZD/JPYは60%変動(正確には62%)しており、NZD/SGDは40%の変動(正確には39.5%)ですんでいます。
と言う事は、NZD/JPYと同じ程度のリスクにするにはNZD/SGDの1.5倍(60%÷40%)のポジションを持てるという事ですね。同じリスクにした時に金利が高い方が我々としてはありがたい訳です。もうお察しがつかれたかと思いますが、NZD/SGDの方がちょっと有利です。実際に計算して見ましょう。
NZD/JPYのスワップは11/15現在180円です。
NZD/SGDのスワップは1.7SGD(Dragon FX)ですから、1.7SGD X 76円 = 129.2円
これに先ほどのリスク1.5倍をかけてあげると
129.2円 X 1.5 = 193.8円
となりますので、同じリスクに対して14円ぐらい受け取るスワップが多くなっています。
同じNZDを買うんだったら値動きはより小さく、金利は大きいほうがいいですよね。
ZAR/SGD(南アフリカランド/シンガポールドル)があれば最高な感じしますが、調べた感じないです(FX業者さん作ってください!)。
今後、日本の金利が上がって来る事を考慮して(まーだしばらく上がらない気はしますがこれ以上下がりもしないでしょう)、NZD/JPYのスワップが小さくなるとしたらNZD/SGDは更に検討に値するでしょう。もちろん、オーストラリアドルを買う際にシンガポールドルを売るというのも検討にも値しますよね。
結論としては、高金利通貨を買う際においてシンガポールドルを売り側にもってくると有利な運用が期待できる。もちろん、保証はありませんが制度としてバスケット制を取っている国の通貨を売り側にもってきた方が安定度が高いというのはある意味あたりまえかもしれませんね。
もう1ついいのはこのペアですと円高のヘッジになりますね。現在、日本円の低金利を利用して円売りのスワップ派の方が多いかと思いますが、この場合円高にどうしても弱いポートフォリオになりますのでNZD/SGDだと円高に影響されないというメリットがあります。
アジアの発展を見越して買うほうに目が行きがちですが、売り側の方が役立ちそうな気がしてきました。
通貨暴落の心配は少ない通貨だと思っていますので下手な新興国を買うよりはシンガポールドルを買う意義はあるとは思います。買うにしても売るにしても安定した通貨と言う特徴を活かしたいですね。
1つ残念なのはNZD/SGDを取引できる会社が圧倒的に少ない事で、現在有名どころでは以下の会社ぐらいでしょうか。(最近、FX業者怪しいところ多いですよね…)
ヒロセ通商のHirose Trader
AFT
JNS
どの会社もUSD/ZARなんかも見れますので1つぐらい分析用の口座持っててもいいかななんて思いますがいかがでしょうか?
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シンガポール金利推移
シンガポールの金利推移のグラフです。非常に低い金利で推移していますね。最近ちょっと高めとは言え、3%を超えることは少ないのがよく分かります。
FXのスワップが良くないわけです。
シンガポールは基本的に為替レートを管理していますので大きく動く通貨ではありません。ただ、アジアの成長と共にシンガポールドル高には動く圧力が大きい通貨です。
一方で、金利もあまり大きいとは言いがたいですので、アジアのスイスフランといった位置づけかもしれませんね。そういう意味では、シンガポールドルを売り側にもっていって高金利通貨(NZなど)を買い側に持ってくるなんてのがいいかもしれませんね。
ちょっと調べてみたら面白い結果がまた出ましたので、また別記事で紹介します。
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シンガポールGDP
シンガポールのGDPは順調に拡大しています。2006年は2097億シンガポールドルで世界41位です。USドル換算だと約1300億USドルになりますが、日本の4兆USドルに比較すると3%程度です。一方で一人当たりGDPにすると日本が3万3000USドル、シンガポールは2万3700ドルとなっていますから日本のおよそ7割に迫っています。人口の差がGDPの差になっていますね。

さて、GDPの成長率の推移を見てみましょう。1998年と2001年がマイナスですね。

1998年はアジア通貨危機の年です。他のアジア諸国に比べるとシンガポールは軽症だったのですが、やはりGDPがマイナスになっているところに出ていますね。この年、1USドルは147円をつけています。
次に2001年、こちらはITバブルが世界的にはじけた年でやはりマイナスです。こちらの方が下げ率は大きいですね。2%を超えています。この年も1USドルは135円をつけています。
その他の年はかなり高い成長率を維持できています。5%を超える成長率が多い感じしますね。先進国の成長率はおよそ2%から3%ですからそれを思うと5%というのはかなり高い成長率です。
ただ、先ほども見たようにマイナスになる年もあり、これは世界経済などの外部的要因に大きく影響されていると言えるでしょう。現在、世界経済はかつてない好景気と言えます。その意味ではシンガポールに追い風ではあります。
アジアの発展に伴いシンガポールの成長も加速していくと考えれば期待できますね。
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シンガポールのGDP成長率4.3%に鈍化
シンガポールの第三四半期成長率は年率ベースで4.3%と大きく鈍化しました。政府予測は6.4%、ダウジョーンズによる調査では6.2%で第二四半期は14.5%からの下落ですから相当大きな下落です。シンガポールの貿易産業省も2008年の予測は4.5%から6.5%としていて、当初の4%から6%の予測を引き上げていましたので、この下落には驚いているようです。
もし、アメリカのサブプライム問題が悪化し続け原油価格が現在のレベルを超えるようであれば更なる悪化が考えられるととしていますが、2008年後半にアメリカ経済が持ち直せばシンガポール経済も5%以上を期待できると同省では述べています。
それでも、シンガポール経済はわりと好調なようで、今年の成長率は年率7.5%から8%を目指していて、昨年の第三四半期から比べると8.9%の成長を達成できています。予測の9.4%よりは低いようですが、とても悪いとは言えない状況です。アメリカ次第な面は強そうですね。
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MAS(Monetary Authority of Singapore)
シンガポールには独立した中央銀行はありません。ただ、中央銀行に該当する組織が政府の中にあってMAS(Monetary Authority of Singapore:金融管理局)という組織です。MASのミッションとしては
To promote sustained non-inflationary economic growth, and a sound and progressive financial centre
インフレを抑制した経済成長と堅牢で進歩的な財政センターを維持する事
と定義されています。
このMASの特徴として非常に珍しいのが、金融政策を金利でコントロールするのではなく、為替レートのコントロールをしている点です。日本やアメリカなど多くの国は金融調整にあたり通常は金利を上げ下げするのが普通です。これにより物価や景気をコントロールするのですが、国が小さく輸出が多いシンガポールは外的要因により景気は大きく左右されると考えているようで、このため為替レートを制御する事を大きな役割としています。
MASの目的としては以下の3つが上げられています。
1.To conduct monetary policy and issue currency, and to manage the official foreign reserves and the issuance of government securities;
2.To supervise the banking, insurance, securities and futures industries, and develop strategies in partnership with the private sector to promote Singapore as an international financial centre; and
3.To build a cohesive and integrated organisation of excellence.
これを訳すと次の感じです(余りうまい訳じゃありませんがご容赦を)
1.金融政策と通貨発行を行い外貨準備高を管理し公債を発行する
2.銀行、保険、証券、先物取引産業の監視と民間部門との戦略的なパートナーシップ構築によりシンガポールを国際的なファイナンシャルセンターとして促進する
3.結束があり統合された優れた組織の構築
2番目が面白いですね。国際的なファイナンシャルセンターを作るなんて謳っている中央銀行は余りないんじゃないかと思いますが、シンガポールの国としての戦略を明確に示しています。
シンガポールドルのチャート
シンガポールドルの対円でのチャート(過去6年分)です。
順調に上がってきていますね。

シンガポールドル円チャート
さて、もうちょっと気になるシンガポールドルの対ドルでのチャートです。

シンガポールドル(対ドル)チャート
これを見ると分かるのですが、チャートが下向いていますよね。シンガポールドル高が続いている事がよく分かります。従って、上のシンガポールドル円は高くなってきている訳ですね。
これはシンガポールの成長が順調であるため通貨高になっている事を示しています。
シンガポールは経済的には非常にうまくいっている国で、シンガポール高になりやすい環境です。特に昨今の新興国へのマネー移動も手伝ってここ数年高くなっています。
為替としてどう動くかというとシンガポールとしてはバスケット制を取っていますのでかなり為替管理を強く行っている方向です。ただ、日本と同じで経済好調によりシンガポールドル高になる圧力が強く、シンガポール政府としてはこれを認めざるを得ないようです。
そのため、現在シンガポール政府はシンガポールドル高を緩やかに容認する方向で動いています。あくまでも緩やかなので大きくシンガポールドル高にはしないはずですので、それほど高くなるとは思えません。ただ、逆に大きくシンガポールドル安にもなりにくいという意味で割と堅い通貨かなというのが感想です。
金利はあまり高くないのでスワップ向きではないと思いますが、アジアの中長期的な成長を見越せば恐らく高くなる方向に動くと考えられますので、為替差益を中長期的に狙って買うには良い通貨といえるんじゃないかななんて思ってます。
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シンガポール為替政策
シンガポールの為替政策は次の4つの特徴を持っています。1.シンガポールドルの為替相場は通貨バスケットに基づき、通貨の構成比率はシンガポールとの貿易関係によって決まる
2.為替相場の変動幅は一定の枠内(為替バンド)に収まるようにする
3.為替バンドはシンガポール経済のファンダメンタルの変化を踏まえて見直される
4.MAS(Monetary Authority of Singapore)シンガポールには中央銀行がなくMASという組織が担当します)は金融政策の実施手段として為替相場を利用するため、国内金利と通貨供給量のコントロールを行わない
バスケット制
シンガポールの最も重要な為替政策はバスケット制と呼ばれるものです。バスケット制とは、米ドル、ユーロ、日本円と言った複数の通貨を一緒にして加重平均を取り、その値動きの推移にシンガポールドルを連動させるという仕組みで、固定相場と変動相場の間に位置する制度です。
FXやってる皆様は色々な通貨を買ったり売ったりしていると思います。皆様の口座内容みたいな所見ると、全ての通貨の合計額が入っていますよね。この合計額は毎日為替変動と共に上がったり下がったりしますが、個別の通貨とは別の動き方をしますし、買ってる通貨の比率によっても動きは違います。バスケット制も同様でこの色々な通貨の比率を予め決めておいてそれに合わせて価格を決めます。
さて、バスケットの中には色々な通貨が入ることになるわけですが、この比率がこの制度の肝となります。つまり、ドルと日本円を少なくして、ユーロを多めにとか、少し新興国通貨なんかも比率に入れておいたほうがいいかなってな感じになる訳ですが、国がやる事ですから我々と違って為替差益を狙っているわけではありません。
バスケットの中の通貨の比率としては、その国の貿易相手国との貿易額の比率が望ましいとされています(諸説あって利子率が債券市場に与える影響度合いなんてややこしいのもあるそうです)。要するにアメリカや日本への輸出が多いシンガポールでは米ドル、日本円の比率が高くなることになります。南アフリカランドは貿易額が非常に少ないはずですので恐らくほとんど入らないでしょうね。
現在までのところシンガポールのバスケットの中の通貨比率は公開されていません。通貨の比率は半年に一度程度見直されるのが通常のようで逆に言うと透明性が無いと言う問題もあります。また、通貨の構成比率としてどれぐらいが適正か分からないというのも問題で、市場介入が複雑になるなどの問題もあります。
とは言え、その値動きを見ている金融機関や経済研究機関はある程度分かっているようで、12通貨で構成されていて比率は
米ドル:45%
日本円:20%
ユーロ:15%
その他:20%(ポンド、豪ドル、タイバーツ、インドネシアルピア、フィリピンペソ、台湾ドル、韓国ウォン、中国元などと考えられています)
と推測されています。この比率の元ネタは日本の財務省の資料から引っ張ってきていますが2001年の話ですので現在はもうちょっと変わっている可能性があります。でも大きく変えたら為替レートも変わっちゃうので劇的には変わっていないはずです。
為替バンド制
バスケット制は複数の通貨を交ぜることによりその価格が決まるわけですが、為替バンド制というのはその決定した価格からある程度のずれは認めましょうという制度です。これにより、通貨が緩やかに変動し、為替相場の管理に柔軟性を持たすことが出来ます。
また、MASはシンガポールドルが高くなった時などシンガポールドル対米ドル為替相場の直物市場に介入する事があります。これにより、シンガポールドルの価値を安定させています。1997年7月にタイから始まったアジア通貨危機がありましたが、この際にもシンガポールは比較的ダメージが少なかったとされています。
シンガポール基礎データ
シンガポールはマレー半島の先端にある小さな国です。面積:699平方キロメートル
人口:448万人
民族:中華系:75%、マレー系14%、インド系9%、その他2%
言語:マレー語(公用語は英語、シングリッシュと呼ばれる)
シンガポールの面積は東京23区とほぼ同じサイズです。
日本の都市と比べると1位の東京(約850万人)よりは小さく、2位の横浜(約358万人)よりも大きい事になります。(平成17年国勢調査市町村別人口より)
横浜より大きいってのは大都市ですね。
ちなみに、3位大阪市262万人、4位名古屋市222万人です。名古屋の2倍ってのは驚きです。
シンガポールドル開始!
セントラル短資でシンガポールドルが取引できるようになりましたね!シンガポールドルを調べてみたところなかなか面白そうな通貨だと思いましたので、新しくサイト作っちゃいました。南アフリカランド研究所と姉妹ブログになりますので、かわいがってあげてください!よろしくお願いします。
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